夫が脳出血で倒れ、入院した。
後で知って、とても怖くなったのは、
「脳出血の死亡率の高さ」だった。
重度の障害が残る人も多い、という。
なぜ、夫は助かったのだろう。
後で、聞いてみると、いくつか、ラッキーなポイントがあった。
発症し、匍匐前進でしか移動できなくなっていた。
【1)携帯があった】
携帯で119に電話できた。
いつもは、いろんな場所に置いているのに、
この日は、リビングに置いていた。
【2)家のドアに鍵をかけていなかった】
あの時、私が先に出かけ、夫は後から追いかけてくる
予定だった。
鍵をかけていなかった。
もし、あの時、鍵ををかけていたら、
夫は這って、玄関までたどり着いて
鍵を開けることはできなかった、だろう。
そして、もし鍵が開けられない場合、
救急隊員は、消防隊員を呼ぶ必要があった、と聞いた。
そしたら、もっともっと、時間がかかり、
もっと深刻になった、はずだ。
【マンション玄関のオートロック】
実は、夫は、救急隊に自力で電話して、
到着した時に、
「オートロックの鍵を開錠しよう」として、
何度もトライ、何度も倒れている。
【救急用に、「緊急ロック解除」があり、
1Fで救急隊が開錠できる】 ようだ。
※写真
ところが、夫は分からなかったので、
実際、夫の左腕は、血がついていた。
ちゃんと立ち上がれない、ようだ。
こんな時に、開錠しようとトライするほうが危ない。
【③たまたま、救急車を受け入れてくれる病院が、地域で一番の脳の病院だった】
後で考えると、どこの病院も余裕はなかったはずだ。
ラッキーとしか思えない。