脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

血圧の薬飲んでたら大丈夫でしょ?』と 思ってた私たち夫婦に説教をしたい。

[看護日記]
 
 
脳卒中は「繰り返す」。しょっぱい食事は中毒性があるから。
夫が脳出血になった、一番大きな失敗は、
「薬を飲んでたら、オッケー」だとどこかで
思っていたこと。
過信していた。
飲んでるから、大丈夫、だと「どこかで」思っていた。
本当に、本当に、後悔している。
悔やんでも悔やみきれない。
昨日は、病院の管理栄養士の方から、レクチャーを
頂いた。
分かったことは、
『完全に、食塩過多の生活』をしており、
『このままいくと、妻の私だって危なかった』し、
好きだったものに、「さようなら」をしなければいけない、
ということ、だ。
妻の私も減塩生活を始めて3週間しか経っていないが、
例えば、『大戸屋の定食』だけで、
1日の塩分量6.5g(女性の場合)の90%ぐらいを
占めてしまったりする。
ラーメンよ、もう月に1回か2回だろう。
カレーよ、この塩分量では、これも月1回か2回か。
さようなら、塩辛。
さようなら、漬物。(必ず残してください、と言われた)
減塩に慣れてしまうと、チェーン店の食事は
しょっぱ過ぎて驚いた。
「しょっぱい食事」は中毒性がある、らしい。
分かる。すごく分かる。
昨日は、初めて、夫が入院している病棟に入れた。
(医師の面談がある時は、特別なのだ)
夫の入院仲間のYさんは、
談話室のTVを見ながら、
その情報番組の「食レポ」を見ながら、
「ラーメン食べたいな、って思うんだよ」
「みんなで言っているんだよ」
と言っていた。
分かるなー。
もう、脳が欲しがっているんだもの。
Yさんは、脳梗塞脳出血をそれぞれ1回ずつ経験。
うちの義父は、脳梗塞を3回やった。
中毒性があるから、『繰り返す』のだ。。
覚せい剤と塩では、その重みが違うが、
中毒性がある、という一点では似ていると思う。
覚せい剤、次は絶対やりません。やめます」
と言いながら、何度も逮捕されてしまう、某タレントが
思い出された。
だから、厄介なのだ。
※余談だが、しょっぱいものが嫌いになる、ために
行動経済学」って使えないかな、と思っている。
Tozo Niino、川根 靖弘、他11人