たぶん、ケガの人は5人ほど。
残り35人ぐらいが、脳卒中です。
全く動けない(目を開ける、閉じるぐらい)の人が2人、
「歩けるけど、ここがどこか分からない」人も2人。
私よりも若い人も数人いて、
「50代以下の若い人」は10人弱。
だから、脳卒中患者のうち、「3割が50代以下」、と
『若年化』しているように見える。
比較的麻痺が軽い人は、入院時から歩ける人もいる。
ほぼ、すべての患者(脳疾患)は、身体か、
脳機能、あるいは両方のリハビリをしています。
私は不幸にも左側の障害が重いですが、
幸運にも、脳に高次機能障害の異常がなく、
「また自転車に乗ってツールド東北に出る」
という夢も、周りの人からすると、大変贅沢なもの。
多くの患者さんは、
「もう一度、自分の足で歩きたい」
「家に帰りたい」 と言うものだ。
中には、家ではなく、施設に移っていく人もいて、
本当に涙が出る。
装具付きとはいえ、私は歩くことができる
あと2か月は最低でも入院になりそうだなりそうだ。
「杖なし歩行」も開始しているから、
どこまで改善できるか、楽しみだ。
温泉に行き、お風呂に入りたい。
たまには「素足歩行」も頑張っている。
時々、頑張ることに疲れる。
あるオリンピック選手が、上達はコツは
「頑張らないこと。
頑張ると疲れたり、苦しかったりする」と言ってた。
『夢中になりなさい』と。
夢中になれば、疲れや悩みは出ない、と。
リハビリに夢中になるのは難しいけど、
夢に向かって進む、と考えれば夢中になれるかな。