脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

痺れには鍼灸だな

脳出血の後遺症は、片麻痺と言う体の片方に麻痺が出る事と痺れがあります。出血(梗塞)した方の脳と反対側の半身に麻痺が出ます。その他に高次脳機能障害と言うものもあります。失語、失行、失認、記憶障害、遂行機能障害、注意障害、精神情動障害などがあります。

私の場合、高次脳機能障害は、殆ど無く助かりました。テストの結果運転可能と医師が書いてくれました。知能検査による知能指数も高く、それがカバーしている部分もあるかもしれないとの事でした。因みに昨日の自主検査は、指数148で自己最高を記録しました。ただ、加齢もあり、少し記憶が弱いので、日程、予定のチェックは、必須です。

まあ、その分手足を司る運動野に被害が多かった訳です。

片麻痺は中々厄介で、手や足は付いているし、骨も筋肉も問題ないが脳からの信号が上手く伝わらずスムースに動かないです。手と足は本当に重いです。こんなに重いのか〜と実感しています。

後遺症の中で、私が一番悩んでいるのが、痺れです。皮を剥がす様なビリビリとした痛みが続きます。特に天気が悪化する時、つまり気圧が下がる時に痛みが強くなります。
ただ、しびれのメカニズムには、まだ分からない事も多く、西洋医学では内服薬による治療が主の様です。でも、入院中の先生は勧めないとハッキリ仰っていました。副作用が多い薬なのだそうです。
心配した妻がいろいろ調べてくれ、行き着いたのが鍼灸。なんでも、WHOも脳卒中後遺症治療に鍼の有効性を認めているそうです。ちょっと抵抗も有りますが、元々知っていて信頼する治療院の先生が、鍼灸の資格をお持ちでした。その先生のお父様も脳卒中を患っていると聞き及び、きっと詳しいだろうと門をたたく事にしました。

と言うことで、鍼灸に通い始めました。まだ、2回ですが、痛みは随分楽になりました。麻痺でうまく動かない手足を動かす為に、違う筋肉が代償する行為や過度に力が入ってしまう筋拘縮などが原因で、筋肉に硬いハリが出ます。そこを丹念にマッサージと鍼で緩め、神経のツボに灸をしてもらいます。
不思議ですね〜、変なハリが取れ、痛みが薄らぎます。方や肩甲骨の可動範囲も広がってきました!足も脹脛の拘縮が和らいできました。

昨日、プールでアクアダンスに参加しましたが、先週より動けたように感じました。

医学も洋の東西を問わず長い歴史があります。私の主治医も鍼灸には寛容てす。視野を広くして、良いものを取り入れ、少しでも良くなりたいですね!