脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

犯人は誰だ、の巻①

 
4月は移動の時期。
2週間の研修を終え、新人・転属となった看護師が数名やってきた。
もちろん、他の病棟に移った人も。
そんな中、「新しい看護師を見慣れない」為か、
不幸な事件が起こった。
脳卒中患者、特に高齢者には、
自分の現状を理解できず、「暴れる」人が居る。
プロ曰く、自分に対し何をされるか不安で抵抗する、そう。
落ち着くまで数日かかる様だが、
言語障害が出た場合など、コミュニケーションができないため、
暴力行為が出るようだ。
その病状の一環からか、新しく来た看護師に、
かみついた人がいた。
二の腕にしっかり、歯跡ができ、痛々しい。
笹谷さん(仮名・40代・高次脳機能障害なし)が
被害看護師を発見。
私と二人で、犯人の特定をする。
一番の容疑者は、最近やってきたおじいちゃん。
暴れん坊将軍よろしく、足で激しい抵抗を試みる。
きっと彼じゃないだろうか。イヤ、待て。
あの爺ちゃん、
「入れ歯外されている!」まだ点滴だ。
犯人は、歯のある人物だ!!!!
今日もガイシャの周辺を聞き込み、だ。
to be continued....