脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

社会との繋がりと人としての価値

この病気になった当初、全く動かない手と他人に支えてもらわないと歩けない現実に、自分はこのまま社会のお荷物になるのかと涙した。
退院後、リハビリを続ける私を心配し奥さんが、英語クラブの会場係の役を私に持ってきた。会場予約はネットで出来るし、備品の発注もネットだ。コロナ禍で、オンライン例会が中心で、会場を使う例会は多くて月イチ。私にも充分出来る役回りだ。彼女なりに深く考え、私にも社会活動機会を与え、存在価値を見出して欲しかったのだろうと思う。感謝しかないです。
会場予約は全てネットで出来るが、担当者変更は、何故か施設に行かねばならないと言う。奥さんに代わりに行ってもらったが、本人出ないと駄目との事でした。仕方がないので、施設に出向いた。変更届を書かねばならないが、会の名前、自分の名前と住所、電話番号、それにクラブの仙台市施設利用の登録番号を記入して終わり。本人確認と称して免許を目視確認で終了。たったこれだけの事で、どうしても本人に出向けと言うのか?おかしいと思いませんか?私は障害者2級で、見ての通り歩くのも大変です。と市の方に伝えると、不正防止の為ですと言う。ネットにアクセスして施設利用を申し込むのだが、ログインに必要なのは、前出の10桁の団体コードと登録した暗証番号のみ。つまり、アクセスする個人を特定できないので、本人かどうかはネット上では確認できない。単に変更届をネットでできる様になっていないホームページ上の不備。つまり役所の怠慢だ。
おかしい、不合理だと思いませんかと役所の方に申し上げても、規則なので、と。
おかしいことや不合理と思っても、組織の中でそれを発信する術がないのだろう。そしてその風土もない。残念な限りだ。
社会との繋がりと自分の価値を変なところで強く、強く考えさせられた。
私は、製紙業界で働いているから、役所が紙の書類を多く使ってくれる事には感謝しなければならないのかもしれない、だが、製紙メーカーの関連会社で、用紙代理店の国際紙パルプ商事さんが、9月から上の請求書を辞めるとメールしてきたばかり。紙屋すら紙の書類をやめているのにな。
因みに仙台市の当該施設利用は、40人定員の部屋で一回3時間で930円。果たして、担当者本人に来いと言うほどの価値なのでしょうか???