脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

努力は結果を裏切らない

上肢のリハビリ

上肢については、急性期では全く動きませんでした。

回復期に転院してからもほとんど動かず、悩みました。

が、とても信頼できるOTさんに見てもらうことができました。

 

余計なことはせず、言われたことだけをするように言われ、そうしました。

それは両掌を合わせ、肘を張り手をできるだけ上に持っていくポーズ(拝むような感じです)を毎食事にするようにという指示でした。

3か月後七キロほどになった握力。

OTさんは、感激し、退院前の最後のリハビリで、テニスの公式球を私に持たせ、縫い目をボールを回しながら指で追いかけるよう指示しました。

 

「あなたにこのリハビリをさせるとは思いもよらなかったと」

 

あの日から2年後、5年後には出るかもといわれた握力25キロを出し、今は、25.9キロが最高記録。

 

海鞘を剥いて、酢の物を作り、ゴルフもワンラウンド回れ、腕立て伏せも10回3セット可能。このブログも両手で打っています。

 

痛みが出なければ、何をしてもよいといわれています。

 

もちろん、痺れと感覚障害が強く残り、タイプのスピードも健常時の何分の1です。

 

努力は結果を裏切らず、ゆっくりでも確実に進歩する自分に「純粋に」うれしい、そんな毎日を送れています。