脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

この期に及んで、「ラーメンに未練」の入院仲間

入院仲間のトヨダ君は、

某自動車メーカーの営業マンなので、

売り込みが上手、だ。

 

トヨダ君は、ラーメン好きで、

この期に及んで、まだラーメンに未練がある。

 

スマホでラーメンを検索しては

「萌え~、萌え~」と盛り上がっている。

 

看護師さんに

「そんなもの食べたら、また(病院に)戻ってくるよ」

 

見るだけでは塩分も大丈夫、と平気そう。

 

そのトヨダくんが、病院で

「うどんを食べたい」ことを看護師さんに伝えると、

 

お昼のみ、うどんに変えることができるらしい、

重要情報をつかんだ。

 

早速、管理栄養士さんのHさんをつかまえねば、

と張り切っていた。

 

翌日、後遺症がなくて歩けるトヨダくんは

空のどんぶりを持って、僕の部屋にやってきた。

 

「交渉成立したんです!!

 昼をうどんに変えてもらいました!!

 おかずは減ったけど、目をつぶってイメージすると

 ラーメンっぽいッス」

 

果たして、彼は交渉に勝利したのだ!

 

週に何回うどんが出るかわからないが、

うどんの回数が増えるらしい。

 

二日後、リハビリ室でトヨダくんに合うと、

「失敗でした・・」という。

どうしたの?と聞くと、

うどんは消化がよくて、ものすごく腹がすくのだそう。。

 

ラーメンは諦めろってことだよ、トヨダくん。