頑張ること
若い時からあまり頑張ることが得意ではなかった。
努力と言う言葉からは程遠い人生を送ったかもしれない。
それが、脳出血になり、絶対に回復したいと必死に努力してみた。
努力は結果を裏切らず、東北大の先生達が、奇跡的とか、驚異的とか言う回復に繋がった。
私がおもうに、大学生の頃スキーをしていたことが大きいように思う。
足裏感覚や体重移動、そして、床反力など下肢のリハビリに通じる事が本当に多い。
足裏の感覚など、スキーでは、COGを板の上のどこに置くのか、を意識する時、足裏の2.3ミリをいつも気にしていた。
また、体力、体格に劣る私が肉体大や駒沢大学などの皆さんと渡り合うには、情報収集と研究しかなかった。この考える力も生きたと思う。
また、精神面ではヒルクライムも大きかった。見えない頂上を目指し、延々と登る。リハビリに似ている。
多くの方のサポートと声援があってここまで回復してきた。
今年は8月、9月、10月、11月と海外出張、旅行を積めんでいて、倒れる前と同じか、それ以上のペースで旅したいと欲張っている。
この「欲」こそがエネルギーだと思う。
11月には84になる母を連れて、母にとり久しぶりの台湾。もう二度と海外を訪れることはないと言っていた母が「欲」をだしてパスポートを取ってきた。
楽しい親子旅にしたいと思う。