脳出血から生還~日々続くリハビリを記録

55歳の働きざかりで、脳出血で緊急入院。もう一度「ロードバイクに乗りたい」「ツールド東北に出たい」男の闘病記。

限界を超えてやる! 医療のプロが「絶対無理 ⇒ 乗れるかもしれない」と考えを変えた!!

私は担当の作業療法士さんを信頼している。
うちの奥さんと同じぐらいの年の女性。
非常に頼りになるし、冷静だ。
発言も、私たち患者の気持ちを汲むもの、決して甘いことや自信のない事はしない。
 
この病院に来て、
「自転車に乗りたい」と言った時、担当医師は、
相手にしてくれなかった。
 
まあ、まず歩けるようになりましょう、みたいな。
理学療法士も、まずキレイに歩くことを主眼にして、
そこをスタートとしていた。
 
作業療法士も、最初は厳しい見立てをしていた。
 
1か月経ち、私が毎日欠かさず自主トレをして、
担当医も、驚く回復具合を見せ始めると、
エアロバイクに乗せてくれるようになった。
 
作業療法士は、つま先に力が伝わるよう、
つま先へのリハビリもして頂けるようになった。
 
エアロバイクに乗り、問題は「足首が動くか?」
「つま先を挙げられるか?」にかかっている。
 
昨日の日曜、作業療法士にお願いした。
『手の自主トレも、課題もキッチリやるので、
脚、つま先を何とかして欲しい』と。
 
気持ちは通じ、治療をしてもらえた。
その時、作業療法士は言った。
 
片麻痺脳卒中による麻痺で半身が動かないこと)
の方が、自転車に乗ることはまず無理です。
曲げる+伸ばす、分離した動きが大変困難で、
到底乗れるとは思えない。
仮に乗れた人がいたとしても、
麻痺が軽い方だと思う。』 と言う。
最初は、私の障害の程度では「ムリだ」と思っていたよう。
 
しかし、
「あなたの回復を見ると、乗れるようになるかもしれない、
と思う」
と、言う。
「3年か、5年先には乗れるかもしれませんね」と。
 
絶対無理 ⇒ 乗れるかもしれない  に変わった。
 
1か月で起こした変化、だ。
この調子で変化を起こし続けよう。