私は担当の作業療法士さんを信頼している。
うちの奥さんと同じぐらいの年の女性。
非常に頼りになるし、冷静だ。
発言も、私たち患者の気持ちを汲むもの、決して甘いことや自信のない事はしない。
この病院に来て、
「自転車に乗りたい」と言った時、担当医師は、
相手にしてくれなかった。
作業療法士も、最初は厳しい見立てをしていた。
1か月経ち、私が毎日欠かさず自主トレをして、
担当医も、驚く回復具合を見せ始めると、
エアロバイクに乗せてくれるようになった。
エアロバイクに乗り、問題は「足首が動くか?」
「つま先を挙げられるか?」にかかっている。
気持ちは通じ、治療をしてもらえた。
その時、作業療法士は言った。
曲げる+伸ばす、分離した動きが大変困難で、
到底乗れるとは思えない。
仮に乗れた人がいたとしても、
麻痺が軽い方だと思う。』 と言う。
最初は、私の障害の程度では「ムリだ」と思っていたよう。
しかし、
「あなたの回復を見ると、乗れるようになるかもしれない、
と思う」
と、言う。
「3年か、5年先には乗れるかもしれませんね」と。
絶対無理 ⇒ 乗れるかもしれない に変わった。
1か月で起こした変化、だ。
この調子で変化を起こし続けよう。